不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/6/23

都内地域別の住宅ローン平均借入額、新築マンション1位は港区/アルヒ調査

 アルヒ(株)は23日、東京都内エリア別の住宅ローン平均借入額の調査結果を公表した。調査対象は、2010年6月~15年11月に自宅の居住用として住宅を購入し、同社で住宅ローンを借り入れた、東京都在住の20~49歳の男女。回答サンプル数は1,643件。

 新築マンション購入時の平均借入額トップは港区で、5,137万円。2位は豊島区で4,717万円、3位は新宿区で4,601万円。上位は山手線周辺の都心部に集中した。

 新築戸建てでは、世田谷区が5,090万円でトップ。2位は目黒区の5,076万円、3位は武蔵野市の4,560万円となった。上位には新築マンションで上位になったエリアの周辺部が多く、都心へのアクセスと緑の多い住環境などが主な理由として考えられる。

 中古マンションは、港区が4,124万円でトップ。2位は江東区の3,962万円、3位は渋谷区の3,870万円だった。上位には武蔵野市(4位・3,828万円)や三鷹市(9位・3,289万円)がランクインしており、これらのエリアは住環境が整っていて中古価格が高いという事情もあるという。

 中古戸建てでは、目黒区が6,398万円でトップ。新築マンション・戸建ての1位よりも1,000万円以上高くなった。2位の渋谷区も5,525万円と、他の物件種別に比べて高い。両区内には、八雲や広尾といった高級住宅街があり、高額な注文住宅の流通があるためだという。

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