(株)フィット(徳島県徳島市、代表取締役:鈴江崇文氏)は5日、Qrio(株)(東京都渋谷区、代表取締役:西條晋一氏)が開発する「Qrio Smart Lock(キュリオスマートロック)」を標準仕様とした住宅の販売を進める方針を明らかにした。
「Qrio Smart Lock」は、スマートフォンからの鍵の施錠・解錠を可能にする機器。アプリを起動し、ボタンで簡単に操作することができる。同社のターゲット層は20~30歳代の子育てファミリー層が中心で、「帰宅時に鍵を探すのに手間取る」「荷物を持っていたり、子供を抱いていたりすると施錠や解錠が大変」といった声を受け、今回導入した。
設置は、特殊な粘着シートで貼り付けるだけと工事不要で、国内主要メーカーの多くの鍵(サムターン部分)に設置することができる。また、リチウム電池を使用することで予備を含め最大で600日連続稼働が可能。鍵の利用は、時間帯や日程が細かく指定できる「鍵の権限」を設定でき、施錠や解錠の履歴も参照できる。
なお、「Qrio Smart Lock」は、鍵の受け渡しが不要になるため、同社では賃貸事業における内観見学時における利用も進めていく予定。