不動産ニュース / その他

2016/7/7

コールドウェルバンカーFC再上陸へ、リオロジー社幹部が来日

「パートナー探しを慎重に行ない、仲介システムの異なる日本に合ったビジネスノウハウを提供していく」と日本におけるFC展開について話すクーパー氏
「パートナー探しを慎重に行ない、仲介システムの異なる日本に合ったビジネスノウハウを提供していく」と日本におけるFC展開について話すクーパー氏

 米国の不動産事業持株会社REALOGY(リオロジー社、本社:ニュージャージー州)・Senior Vice PresidentのTERRY COOPER(テリー・クーパー氏)が来日。7日、専門誌記者と会見し、日本におけるコールドウェルバンカー(以下、CB)のFC再進出について明らかにした。

 リオロジー社は、CBのほか「Century21」「ERA」「Sotheby's」などを所有。CBは、世界47ヵ国に約700拠点、米国内に2,300のオフィスを擁しており、所属するエージェント数は約8万4,000人。主に、高級レジデンシャル販売と商業用物件を取り扱っている。

 同氏は、日本におけるCBのマスターフランチャイジー選定のため約1週間滞在し、不動産会社やコンサルティング会社、鑑定会社、PM会社など約10社とミーティングを行なう予定。「責任感があり、戦略的にリーダーシップのとれる会社、フランチャイズモデルを理解した上で経営できる会社を選びたい」(同氏)としている。

 日本でFC展開する目的について、同氏は「CBブランドが世界に根付いていくためには、アジアでのプレゼンスをしっかり築かなくてはいけない。すでに中国やタイにも拠点を設けているが、アジアのリーダーとして日本が適していると判断した」と言及。2014年に日本から一時撤退していることについては、「もう失敗は許されない。パートナー探しを慎重に行ない、仲介システムの異なる日本に合ったビジネスノウハウを提供していく」と話した。
 また、「FCビジネスは、不動産業に限らずさまざまな分野に波及しており、日本でのFCに対する理解は深まっている。ビジネスオーナーへの夢を持つ人は増えており、会社規模の大小にかかわらず、FCビジネスに関わることで、新たなビジネスモデルを築くこともできる」と、FCビジネスの可能性について述べた。

 「時間をかけてパートナーを探したい」(同氏)としながらも、1年半後にはFC展開をスタートさせる考え。

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