不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/7/12

東京都心5区の大規模オフィス空室率、3ヵ月連続の低下/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は12日、2016年6月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率2.10%(前月比0.11ポイント減)と3ヵ月連続の低下となった。低下傾向は12年6月をピークに続いており、ピーク時からの改善幅は5.11ポイントに達する。特に1フロア面積の大きい築浅ビルでの品薄感が強く、まとまった床面積を必要とするオフィス移転では、建築中のビルを移転候補に含めるケースが増えている。
 現空面積も11万4,417坪(同5368坪減)と減少した。

 1坪当たりの募集賃料は1万9,284円(同119円減)と、再び低下に転じ、1万9,000円台を推移する状況が10ヵ月連続に達した。空室率低下が進み、貸し手市場の傾向が強まる一方、テナント側の賃料負担力に影響する景気動向では不透明感が高まっている。募集面積は38万9,517坪(同1,412坪増)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区2.7%(同0.2ポイント減)、札幌市2.4%(同0.1ポイント減)、仙台市8.1%(同0.5ポイント減)、 名古屋市4.8%(同0.4ポイント増)、大阪市4.8%(同0.3ポイント減)、福岡市3.0%(同変化なし)となった。

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