三井不動産(株)は12日、独立系ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレイン(株)が運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「31VENTURES Global Innovation Fund 1号」を通じて、(株)リビングスタイル(東京都新宿区、代表取締役:井上俊宏氏)に出資したと発表した。
本業強化・事業領域拡大に向け、新産業を創造するため、ベンチャー企業との共創事業に取り組んでいる。15年4月にはベンチャー共創事業部を設立し、ベンチャー企業向けのオフィスの運営や、「資金」「コミュニティ」「支援」の3本柱で新産業の共創を推進している。
今回出資したリビングスタイルは、30万点以上の家具データを保有し、国内の大手インテリアブランドを中心に20ブランド以上へのインテリアのレイアウトシミュレーションシステムを提供しており、高いシナジー効果が見込まれることから、第1号投資先に決定した。
三井不動産グループで、空間デザインを手掛ける三井デザインテック(株)とリビングスタイルとで、インテリアを中心とした“ライフスタイル提案のビジネス”を新たなICTツールの共創により展開していく考え。