不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/7/13

16年の住宅リフォーム市場規模は6兆5,500億円/矢野経済研究所が推計

 (株)矢野経済研究所は12日、2016年の住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。「10平方メートル超の増改築工事」「10平方メートル以下の増改築工事」「設備修繕・維持関連」「家具・インテリア等」の4分野を対象に調査した。

 15年の住宅リフォーム市場規模は6兆4,851億円(前年比2.0%減)とやや縮小。「増改築」は10平方メートル超・10平方メートル以下を合わせて7,687億円(同7.9%減)、「設備修繕・維持関連」は4兆9,867億円(同1.1%減)、「家具・インテリア等」は7,297億円(同1.4%減)といずれも縮小した。

 16年の住宅リフォーム市場規模予測は6兆5,542億円(同1.1%増)。プラス・マイナス両面で大きなインパクトを与える要因はないものの、株価乱高下など景気の不透明感から大きな伸びはなく、ほぼ前年並みで推移すると予測した。

 20年については、約7兆3,000億円(15年比12%増)と予測。住宅ストックの増加により「設備修繕・維持関連」の需要が拡大するほか、国の施策の後押しが市場拡大に貢献。世帯数の減少により、市場は縮小傾向になるが、事業者による提案強化による単価アップなどで、25年は7兆4,000億円、30年は7兆3,000億円と横ばいで推移するとしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。