不動産ニュース

2016/7/14

「木造住宅の可能性と近未来の豊かな暮らし」を提案/ジャーブネットが全国大会

「さまざまな活動の中から、ある程度形のベースができてきた段階」などと話す宮沢氏
「さまざまな活動の中から、ある程度形のベースができてきた段階」などと話す宮沢氏

 (株)アキュラホームが運営する工務店ネットワーク・ジャーブネットは14日、ホテルイースト21東京(東京都江東区)で「第17回目ジャーブネット全国大会」を開催した。

 大会に先立ち開催された記者発表会では、同ネットワーク主宰の宮沢俊哉氏(アキュラホーム代表取締役社長)が、ジャーブネットの2015年度の実績と16年度の方針を説明した。
  15年度は、「匠の心・匠の技に誇りを持ち、垣根を越えた連携で新たなステージへ」を基本方針に(1)垣根を越えた連携、(2)永代家守り・暮らし守り・地域守りの推進、(3)安定経営の基盤構築とさらなる発展、を重点施策として策定。これらの結果、15年度の実績は、注文棟数6,571棟(うちアキュラホーム1,565棟)、会員数285社となり、1社当たりの注文棟数は22.1棟と、引き続き20棟以上を維持。また、20棟以上の工務店数が前年55社から64社に増加した。

 16年度は、「木の住まいから、人と人、人と住むまちをつむぐ地域に根ざしたジャーブネット」を基本方針に、木造という選択の提案や、ライフスタイルの多様化、人や地域の絆など、本物の豊かさとしての幸せを追求。重点施策として、「住みごこち/住みごたえ/住こなし/住みつぎ」という(1)「『3住+1住』の推進、(2)家守り活動(永代家守り・暮らし守り・まち守り)の進化、8年ぶりの新規会員の募集再開や師範代、世話人の増強、ビルダー経営塾への注力など(3)ジャーブネットブランドの強化を掲げた。
 宮沢氏は、「全国工務店の方々と試行錯誤しながら、ここ4~5年はさらに住宅関連の大学の先生などとも交流しながら、理想の住まいづくり、作り手としてどうあるべきかを追求してきた。現在はそうしたさまざまな活動の中から、ある程度形のベースができてきた段階だと考えている。16年度は、8年ぶりに新規会員も募集し、ジャーブネットブランドを強化、木造住宅の可能性と豊かな暮らしを提案していきたい」などと話した。

 全国大会では、優秀会員表彰の他、「木造住宅の可能性と近未来の豊かな暮らし」をテーマに、アルセッド建築研究所の三井所 清典氏による基調講演や、パネルディスカッション等も開催された。

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