不動産ニュース / リフォーム

2016/7/27

築古管理物件を「ナチュラル系定額制リフォーム」で差別化/東急住宅リース

「ティー・ハプティック」のモデルルーム
「ティー・ハプティック」のモデルルーム

 東急住宅リース(株)は27日、無垢材を使ったナチュラル系賃貸リノベーションをメインに展開するハプティック(株)と事業提携。管理物件を対象とした定額制リノベーション商品「T×HAPTIC(ティー・ハプティック)」を発売した。

 同社の管理物件約8万戸のうち、約4分の1に相当する約2万戸が築20年に達し、新築物件や築浅物件との差別化戦略の必要性があったことから、新サービスの導入に踏み切った。

 同商品は、「ベーシックプラン」と「ミニマムプラン」の2種類を用意。共通仕様としてヤマグリの無垢材を使った床への張り替え、クロス全面張り替え、玄関のタイル張り建具リニューアルなどを行なう。「ベーシックプラン」は、この標準仕様に加え、ハイグレードなキッチン、温水洗浄便座付きトイレなど、水回りも一新。「ミニマムプラン」では、ハプティックのオリジナルキッチンへの入れ替え以外は、既存の設備を活用する。

 価格は、「ベーシックプラン」が60平方メートル以下で288万円、70平方メートル以下で308万円など。主にファミリー向け物件を対象とする。「ミニマムプラン」は25平方メートル以下で128万円など。主にワンルームや1K住戸を対象に営業していく。

 同時に、(株)東急ハンズとコラボレーションしたセット商品「T×HAPTIC with HANDS」も開発。4畳分の有孔ボードをリビング壁に設置し、入居者が壁面収納や飾り棚として活用できるようにした。棚用の板や金具一式などをセットにした基本パッケージの販売価格は25万円。

 27日会見した東急住宅リース経営管理本部戦略企画部第一グループマネージャーの山本雄司氏は「過去にハプティックにリノベーションしてもらった事例では、賃料2割アップを実現したこともある。初年度の受注目標を100戸とし、主に築20年を超えた物件に対して積極的にアプローチしていく」と話した。

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