不動産ニュース / 開発・分譲

2016/8/1

共用施設を限定し費用を圧縮した有料老人ホーム開発/西日本鉄道

「サンカルナ テラス三国が丘駅前」完成イメージ
「サンカルナ テラス三国が丘駅前」完成イメージ

 西日本鉄道(株)は、福岡県小郡市にシニア向けマンション「サンカルナ テラス三国が丘駅前」(居室数138室)を開発する。

 同社ではこれまで、「サンカルナ」のシリーズ名で介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームを供給してきた。より幅広いシニア層のニーズに対応するため、「サンカルナ」で培った安心・安全なサービスはそのままに、共用施設を絞り込むことで、入居しやすい価格帯で提供する。

 第1弾となる「サンカルナ テラス三国が丘駅前」は、天神大牟田線「三国が丘駅」直結。鉄筋コンクリート造地上6階建て、一般居室(専有面積約40~70平方メートル)114室と、介護居室24室(約18平方メートル)で構成。共用施設は大浴場、レストラン、多目的室に絞り込むことで、サンカルナシリーズでは入居一時金を平均2,040万円平均のところ、平均800万円に圧縮している。また医療法人社団 豊泉会と連携し、入居者に医療・介護サービスを提供。住居棟に隣接するテナント棟に同会運営のクリニック、訪問介護等の事業者や居宅介護支援事業所などが入居し、地区内の居住者へサービスを提供していく。
 月額費用は約17万円程度の予定。

 竣工は2017年9月、入居開始は11月の予定。

 なお開発地では、分譲マンション、一戸建てなどを一体的に開発を進めており、クラブハウス、BBQガーデンなどの共用施設整備を進めている。子育て、ミドル、シニアなど多世代が暮らすまちとなる。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。