不動産ニュース / 開発・分譲

2016/8/5

都心を中心に中規模ハイグレードオフィスビル開発を展開/新日鉄興和不動産

ブランドロゴマーク。「企業活動(BIZ=Business)に資する本質(Core)を追求したオフィスを提供したい」という意味を込めた
ブランドロゴマーク。「企業活動(BIZ=Business)に資する本質(Core)を追求したオフィスを提供したい」という意味を込めた
「BIZCORE神保町」外観イメージ
「BIZCORE神保町」外観イメージ

 新日鉄興和不動産(株)は4日、中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズを新規展開していくと発表。2日に初弾となる「BIZCORE神保町」(東京都千代田区)を着工した。

 東京23区内の中小規模オフィス(基準階床面積50~200坪)のストックは36%を占め、そのうち81%が築20年以上と、旧耐震基準で建てられたものが数多く残っている。また、東日本大震災以降、「耐震」「防災」「BCP」といった項目が事業者から重視されるようになった。
 こうした状況を踏まえ、同社では約90棟を超える都心を中心としたオフィスビルの開発および管理・運営業務で培われたノウハウを生かし、中規模オフィスビル開発に取り組むこととした。

 都心の築古ビルが多く存在する神田や新橋、虎ノ門、赤坂を重点戦略エリアとし、同社が所有する大規模旗艦ビルと連携したサービスを提供する。

 外観は、屋上庭園からの眺望を確保しつつ、積層感をイメージしたファサードデザインとする。また、エントランスはピロティと壁面のガラスを組み合わせることで上質な空間の広がりを演出。また、建築基準法において必要とされる強度の1.25倍以上の耐力を確保し、天井の耐震化にも配慮する。

 大規模災害における広域停電に備えて、非常用発電機により共用部の防災機能維持とテナント専有部への電力供給を行なうほか、各階に各テナント用の災害用備蓄倉庫を設け、ビル内に計3日分の水・食料・ランタン・簡易トイレなどの備品を完備する。

 さらに旗艦ビルからの遠隔監視や巡回管理サービスを予定しており、「BIZCORE」周辺に立地する同社ビルの会議室利用割引特典の付与や、定期的なテナント交流会などを実施し、ビル同士の連携を図っていく。
 
 「BIZCORE神保町」は、都営三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町」駅徒歩4分など8線6駅の利用が可能。敷地面積は1,329平方メートル、延床面積は8,933平方メートル。鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上9階建てで、竣工は2017年11月下旬の予定。

 「赤坂」「築地」「渋谷」エリアでの開発計画が進行しており、今後、年間2~3棟を開発し20年度までに500億円規模の事業拡大を図っていく考え。

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