不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/8/10

東京都心5区の大規模オフィス空室率、わずかに上昇/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は10日、2016年7月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率2.17%(前月比0.07ポイント上昇)と、わずかながら上昇。空室率が2%台前半まで低下したことで、品薄感からテナントの動きが鈍る傾向もみられた。移転先の選択肢が限られることで、来年以降の竣工物件が募集活動を本格化するまで様子見に入るテナントも出始めている。現空面積は、11万7,795坪(同3,378坪増)と増加。

 1坪当たりの募集賃料は1万9,158円(同126円減)と、2ヵ月連続の低下に。1万9,000円台の水準が11ヵ月連続となった。景気の先行きに対する不透明感もあり、賃料負担増につながるオフィス移転には慎重なテナントも多い。募集面積は39万1,881坪(同2,364坪増)。 
 
 全国6大都市の空室率は、東京23区2.8%(同0.1ポイント上昇)、札幌市2.5%(同0.1ポイント上昇)、仙台市8.2%(同0.1ポイント上昇)、名古屋市4.8%(同変化なし)、大阪市4.6%(同0.2ポイント低下)、福岡市2.9%(同0.1ポイント低下)となった。

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