オリックス不動産(株)は、(株)オークラ ニッコー ホテルマネジメントの「ホテルJALシティ」ブランドで運営するホテル「ホテルJALシティ羽田 東京 ウエストウイング」(東京都大田区、総室数103室)を、9月1日に開業する。
同ホテルは、京浜急行電鉄空港線「穴守稲荷」駅より徒歩4分に立地。敷地面積962平方メートル。建物は、鉄骨造地上8階建て、延床面積3,113平方メートル。空港施設(株)が保有する建物をオリックス不動産がマスターリースし、「ホテルJALシティ」ブランドで運営するもの。同ブランドのホテルとしては75施設目。
同社は2005年、同ホテルの東側に「ホテルJALシティ羽田 東京」(総客室数308室)を開業しており、訪日観光客の急増に伴う羽田エリアの宿泊需要増に、2つのホテルで対応する。両ホテルと羽田空港を10分で結ぶ宿泊者向け無料送迎バスを運行するほか、「東京羽田」のレストラン利用プランなど、施設の相互利用を行なう。
客室は、ダブル(客室面積16・18平方メートル)54室とツイン(同20・25平方メートル)49室で構成。インテリアには数多くの有名ホテルでデザインを手掛けたゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッドを起用。各フロアの廊下には紙すきの手法を使ったクロスを使用したり、ラウンジに格子模様の壁を配するなど、海外からの宿泊客に「和」を感じさせるデザインとした。すべての宿泊プランに、チェックインから24時までのラウンジ利用(フリードリンク)と、朝食サービスが付く。宿泊料金は、1泊当たり1万1,000~1万9,000円。
29日会見した同ホテル総支配人の渡辺仁康氏は「羽田は、日本観光の拠点としてますます存在感を増している。羽田の進化とともに、このホテルも世界に羽ばたけるよう、ホスピタリティ溢れるサービスでお客様に感動を与えていきたい」と抱負を述べた。