

三井不動産(株)は、日本橋一丁目三井ビルディング(東京都中央区)に、防災に係る情報発信拠点を新設。防災対応を強化していく。
情報発信拠点は、オフィスロビー(6階)の受付を兼ねて設置。上級救命、自衛消防技術認定、防災センター要員資格を持つ女性警備員が受付に、警備監視員はロビーの立哨に加え、監視カメラモニターで動線監視を行なう。
防災センターの出張所と位置付けられており、非常時にはテナントに一番近い要因として現場に急行する。通常時はビル各所の防犯カメラ映像、防災・警備訓練映像などを大型モニターで流し、ビル利用者の防災意識醸成に役立てる。有事には、災害情報の収集・発信拠点として機能。TV情報、屋上監視カメラ、三井不動産のビル対策本部から入る周辺情報などを随時配信する。
通常では、見ることのできない防災センター機能や業務を見える化することで、テナントの安心感醸成、テナントとの協働によるビル全体の安全性向上を図る。
31日には、同拠点を使っての防災訓練を、テナント企業と合同で開催。地震発生時の初動訓練、エレベータ閉じ込め者救助訓練、災害情報提供、空きフロアを使った非常用機材の取り扱い訓練などが行なわれた。