不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/9/12

東京都心5区の大規模オフィス空室率、下げ止まりの兆し/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は12日、2016年8月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率2.18%(前月比0.01ポイント上昇)と、ほぼ横ばいに。2%台前半の水準が5ヵ月連続となった。現空面積は11万8,738坪(同943坪増)と増加。6月を底に上昇へ転じており、13年以来続いた需給バランスの改善傾向は潮目に近付いている可能性があるとしている。

 1坪当たりの募集賃料は1万9,205円(同47円増)と、ほぼ横ばいで推移。1万9,000円台の水準が12ヵ月連続となった。テナントの動きが停滞する中、需給バランス同様、賃料水準も小幅な動きが続いている。募集面積は38万1,154坪(同1万727坪減)。
 
 全国6大都市の空室率は、東京23区2.7%(同0.1ポイント低下)、札幌市2.2%(同0.3ポイント低下)、仙台市8.1%(同0.1ポイント低下)、名古屋市4.6%(同0.2ポイント低下)、大阪市4.5%(同0.1ポイント低下)、福岡市2.7%(同0.2ポイント低下)と、すべての都市で改善した。

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