不動産ニュース / 開発・分譲

2016/9/16

東京・大田区に5件目の介護付き有料老人ホーム/サンケイビル

「ウェルケアガーデン久が原」外観
「ウェルケアガーデン久が原」外観
リハビリスペースには最新鋭の機器を導入した
リハビリスペースには最新鋭の機器を導入した

 (株)サンケイビルは10月1日、介護付有料老人ホーム「ウェルケアガーデン久が原」(東京都大田区、総室数91室)を開業。16日にはプレス向けの見学会を開いた。

 同施設は東急池上線「久が原」駅、「千鳥町」駅より徒歩17分、または東急東横線「田園調布」駅、東急池上線等「蒲田」駅よりバス17分の閑静な住宅街に立地。敷地面積2238.01平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造地上5階建てで延床面積4,577.56平方メートル。居室面積は20.48~27.20平方メートル。サンケイビルが土地オーナーから土地を借り受けて建物を建築、子会社の(株)サンケイビルウェルケアが施設を運営する。
 入居前払金は20.48平方メートルの標準タイプの居室で1,650万円、27.20平方メートルの居室で2,130万円。加えて、月額利用料として両タイプとも26万660円が必要となる。

 同社の介護付有料老人ホームは、同施設で5件目。要介護度の改善を目指す「自立支援介護」や24時間看護師の常駐、入所者1人当たりのスタッフ数2.5人等、従来の施設運営でも高い評価を受けているポイントを維持。リハビリスペースには最新鋭の機器を導入し、入所者の運動能力の改善を目指す。

 さらに、これまでの課題等も踏まえて、施設・介護サービスをつくり込んだ。その一つが、夫婦での入所対応。「これまでの施設は、単身入所のみでしたが、夫婦で同じ部屋に入所したいという要望もあったので、27.20平方メートルタイプの居室を隣り合わせに配置し、夫婦の入所者の希望に応じて、壁を撤去して大きな1部屋にでいるようにしました」(サンケイビルウェルケア運営統括部長・東元 学氏)。追加費用は壁の撤去と原状回復費用を合わせ、約100万円。

 また、コニカミノルタ(株)が4月に商品化した「ケアサポートソリューション」を全国で初めて導入。居室に高感度センサーカメラを取り付け、入居者の起床・離床や転倒・ベッド転落などの事故を検知してスタッフの持つ端末に映像とともに通知。スタッフは緊急性などを判断して適切な対応を図れる。また、呼吸などの人体の些細な反応も感知し、一定時間反応がない場合などにも通知する。

 建物は1階が要介護度の高い入所者向け、5階が自立に近い入所者向け、2~4階はその中間の入所者を想定し、幅広く入所者を募集している。現在、近隣需要を中心に仮申し込みを含めて15室の入所が決まっている。同社では約1年半かけて満室にしていく考え。

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