SIA不動産投資法人(SIAR)は14日、2016年8月期決算を発表した。
当期(2016年3月1日~8月31日)の営業収益は29億6,800万円(前期比1.7%減)、営業利益11億7,700万円(同3.1%減)、経常利益8億6,800万円(同4.2%減)、当期純利益8億6,700万円(同4.2%減)、1口当たり分配金は1万1,548円(同501円減)。
当期は、「大博多ビル」(福岡市博多区)、「名古屋伏見スクエアビル」(愛知県名古屋市)、「大同生命大宮ビル」(埼玉県さいたま市)の取得に係る優先交渉権を獲得。大博多ビルについては、同物件を裏付け資産とする匿名組合出資持ち分を取得した。また「Jタワー」(東京都府中市)においてはバリューアップに取り組み、新規テナントの確保に成功。稼働率が順調に回復した。この結果、当期末現在の同投資法人の保有資産合計は19物件、所得価格合計は743億4,700万円。総賃貸可能面積は12万9,969.90平方メートル。当期末時点の稼働率は94.0%。
次期は営業収益33億4,300万円、営業収益14億400万円、経常利益10億5,300万円、当期純利益10億5,200万円、1口当たり分配金1万1,120円を見込む。