不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/10/18

世界の商業用不動産投資額、前年同期比5%減の1,630億ドル/JLL調査

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は18日、2016年第3四半期「世界の不動産投資額」に関する分析レポート(速報)を発表した。

 当期の世界の商業要不動産投資額は1,630億ドル(前年同期比5%減)、1~9月の投資額は4,540億ドル(同8%減)となった。

 地域別投資額を見ると、アメリカ大陸の投資額は、投資活動の回復により780億ドル(同2%増)、アジア太平洋地域は中国市場の活発化で320億ドル(同3%増)となったが、EMEAはロンドン市場の減速により530億ドル(同16%減)と落ち込んだ。

 日本は78億ドル(同13%減)、円建てでは8,870億円(同19%減)に。売り物件の供給減少や、売買当事者の希望価格の乖離により取引に至らないケースが散見され、この結果に。同社リサーチ事業部長の赤城威志氏は、「投資需要自体は極めて高い状態にあるものの、物件の市場供給が限定的な状況が続いている」と指摘し、日本における通年の不動産投資額は3兆5,000億~3兆7,000億程度を見込んでいる。

 なお、通年の世界商業用不動産投資額は6,100億~6,300億ドルと予測している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆