不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2016年9月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は、23万6,374件(前年同月比5.7%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、マンションが2,576円(同1.5%下落)、アパートが2,185円(同変動なし)。1戸当たりの登録賃料は、マンションが9万円(同3.0%下落)、アパートが5万9,700円(同1.2%下落)と、いずれも下落した。
成約件数は1万7,628件(同6.8%減)と、7ヵ月連続の減少。地域別にみると、東京23区7,804件(同9.8%減)、東京都下1,451件(同3.5%減)、神奈川県4,550件(同2.7%減)、埼玉県2,039件(同7.3%減)、千葉県1,784件(同5.1%減)と、全地域で減少した。マンションは全地域で減少、アパートは東京都下のみ増加。
1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,603円(同変動なし)、アパートが2,163円(同0.1%減)と再びマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料は、マンションが8万8,800円(同2.3%下落)で12ヵ月連続のマイナスに。アパートは6万3,000円(同1.4%上昇)と、3ヵ月連続のプラスとなった。
面積帯別の成約件数推移は、マンションのうち30平方メートル未満が前年同月比5.8%減、30~50平方メートル未満が同9.3%減、50~70平方メートル未満が同8.5%減、70平方メートル以上が同24.0%減と、各面積帯で減少。アパートについては、30平方メートル未満が同5.2%減、30~50平方メートル未満が同3.4%減と減少したものの、50~70平方メートル未満は同6.2%増加した。