（株）東京カンテイは27日、9月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を70平方メートルに換算して集計、その価格変動を天気マークで表したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向の場合は「雨」と表記する。
同月の「晴」は11地域（前月13地域）、「薄日」は12地域（同8地域）。2015年12月以来、“上昇傾向”を示す「晴」が最多となっていたが、“やや上昇傾向”を示す「薄日」が最多となった。「曇」は8地域（同11地域）、「小雨」は8地域（同9地域）、「雨」は8地域（同6地域）となった。
前月「曇」だった11地域のうち、「薄日」に改善したのは長野、香川、宮崎の3県。「小雨」に悪化したのは山形、兵庫、大分、鹿児島の4地域。
全国で天候が改善したのは9地域（同4地域）と倍増し、横ばいは26地域（同36地域）。悪化は12地域（同7地域）に増加した。47都道府県のうち、価格が前月比で下落したのは24地域（同17地域）となり、過半となった。
天気図については同社の公表資料を参照。
