三菱地所(株)は7日、2017年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(16年4月1日~9月30日)は、連結営業収益5,117億5,300万円(前年同期比5.5%増)、営業利益921億4,800万円(同10.0%増)、経常利益842億7,500万円(同12.4%増)、当期純利益575億1,400万円(同2.2%増)。
主力のビル事業については、4月竣工の「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ及び宿泊棟」の収益が寄与。年度内に竣工予定しているプロジェクトについても、工事が順調に進捗しており、セグメント営業収益は2,230億6,700万円(同4.7%増)、営業利益が641億400万円(同5.4%増)となった。期末空室率は2.93%。
住宅事業は、「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」(東京都中央区)、「ザ・パークハウス文京江戸川橋」(同文京区)など1,555戸(同3.4%減)を売上計上。1戸当たりの販売単価も減少したことで、マンションの営業収益は878億7,900万円(同7.4%減)。住宅管理業務受託、注文住宅は堅調に推移したほか、賃貸住宅物件の売却などにより、住宅事業全体のセグメント営業収益は1,759億3,200万円(同12.5%増)、営業利益は94億9,200万円(同48.8%増)と大きく増加した。
このほか、海外事業や生活産業不動産事業なども堅調に推移している。
通期業績については、連結営業収益1兆1,290億円、営業利益1,800億円、経常利益1,570億円、当期純利益900億円を見込む。