不動産ニュース / ハウジング

2016/11/10

「健康寿命を延ばすためのリフォーム」を本格展開/積水化学工業

「フラルーム+マッスルーム」。
「フラルーム+マッスルーム」。
「ハッスルーム」
「ハッスルーム」

 積水化学工業(株) 住宅カンパニーは10日、セントラルスポーツ(株)と協業している「健康寿命を延ばすためのうちジム・そとジムリフォーム」を本格展開すると発表。千葉県船橋市で第1号物件を完成した。

 積水化学工業は、東北大学加齢医学研究所などの研究機関と連携し、8月に「生涯健康脳住宅研究所」を開設。“話・食・動・眠”の4つの配慮が生涯にわたる健康な脳と身体のためのポイントと位置付けている。

 「健康寿命を延ばすためのリフォーム」は、“動”を日常生活に取り入れることを目的とし、立ち座り、歩く、腕を真上に伸ばす、物をつかむ、という日常動作が衰えないようにするための運動プログラムと、それを実行しやすい住空間を提案する。

 自宅の屋内外で気軽に運動できるようにするため、マンションなどの2畳程度の空間でもエクササイズができる「うちジム」、2坪程度のスペースに目的別に合わせた3タイプ(ジムのような空間、マット運動やボルダリングができる空間、フラダンスやヨガ等ができる空間)を用意する「うちジムキューブ」、戸建住宅向けで敷地全体で運動できる空間を創出する「そとジム」といったプランを用意する。

 今後は、セキスイデザインワークス(株)を通じ営業を行ない、首都圏のマンションなどの一般住宅向けに展開。その後、同社のOB顧客などにも幅広く提案を行なっていく。2020年度までに年間で300件受注することが目標。

 同日会見した、積水化学工業執行役員住宅カンパニー営業統括部長の桶谷 省氏は、「ライフステージ全体を通じたサービスを提供していく。“話・食・動・眠”をテーマに、幅広い企業とコラボレーションしていきたい」と抱負を述べた。

 同日公開した第1号物件は、マンションの1室をストレッチとトレーニングスペースであるフラルーム+マッスルーム、もう一室をボルダリングとろく木を設置したハッスルームとしてリフォーム。筋力やバランス、柔軟性などあらゆる要素のトレーニングが可能な空間とした。また、床や壁に自然素材を多用し、心も身体もリラックスできる空間としている。

 施工面積は、フラルーム+マッスルームが7.5平方メートル、ハッスルームが9.8平方メートル。工事期間は約3週間で、工事費用は約250万円(税別)。

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