三井不動産(株)と柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)は22日、「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)の開発計画が、米国のグリーンビルディング協会(USGBC)が運営する環境性能認証制度「LEED」(リード)認証のまちづくり部門「ND(Neighborhood Development:近隣開発)」の計画認証で、最高ランクの「プラチナ認証」を取得したとを発表。同部門でのプラチナ認証取得は、日本では初。
「柏の葉スマートシティ」は、2005年より三井不動産がスマート戦略のフラッグシッププロジェクトとして、公・民・学連携で進めるまちづくり。16年には柏市、東京大学、千葉大学、同社でUDCKを組織。UDCKが中心となって、まちのグランドデザインを描くと共に、先進的な取り組みを行なっている。
認証取得にあたっては公・民・学連携による先進的なまちづくりのほか、公共交通機関の利用促進、自転車専用道路・シェアサイクルなど自動車に依存しないまちであること、生態系が保全された自然豊かな公園が隣接していること、住民の参加意識を高めるエネルギーの見える化や街区間電力融通などの革新的な取り組みなどが高く評価されたという。
同プロジェクトの対象エリアは、柏の葉イノベーションキャンパスを中心に42haにも及び、これは同認証を取得したまちでは世界でも最大級。