不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/3/8

都心5区新築マンション価格、大型タイプが最高水準に/JREI調査

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は8日、「住宅マーケットインデックス2016年下期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを新築・中古(築10年)別、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)、小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格・平均利回りを都心5区や東京23区などエリア別に集計・分析した。調査期間は16年7~12月。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区の新築は大型5,620円(前期比1.0%下落)、標準4,431円(同0.3%下落)、小型4,368円(同0.1%下落)。中古では大型5,021円(同1.2%下落)、標準4,062円(同0.3%下落)、小型4,111円(同0.1%下落)となった。東京23区の新築は大型4,866円(同1.6%上昇)、標準3,303円(同0.9%上昇)、小型3,647円(同0.3%下落)。中古は大型4,340円(同1.3%上昇)、標準3,052円(同0.9%上昇)、小型3,440円(同0.4%下落)となった。

 都心5区のマンション賃料は、どのタイプも前期比でわずかながら下落したが、前年同期比ではやや上昇し、ほぼ横ばいで推移。東京23区のマンション賃料は、新築および中古の大型タイプは上昇傾向が続いているが、成約件数は1998年調査以来4番目の低水準となった。一方、標準・小型タイプはおおむね横ばいで推移した。

 1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築は大型214万3,000円(同14.2%上昇)、標準132万円(同0.4%下落)、小型128万9,000円(同4.4%下落)。千代田区、港区などの高額分譲マンションの供給により、新築の大型タイプは大幅に押し上げられた。千代田区の大型タイプの平均価格は、調査開始以来の最高水準。港区も3番目の高水準となった。中古は大型122万円(同12.2%下落)、標準101万4,000円(同2.0%下落)、小型102万6,000円(同0.2%上昇)。

 東京23区は、新築は大型144万4,000円(同8.7%上昇)、標準94万9,000円(同3.3%上昇)、小型112万6,000円(同1.9%下落)。中古は大型80万9,000円(同6.4%下落)、標準74万1,000円(同0.5%上昇)、小型85万円(同0.6%上昇)となった。

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