三幸エステート（株）は9日、2017年2月度の東京都心5区（千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区）および全国6大都市（東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡）の大規模ビル（基準階貸室面積200坪以上）のマーケットデータを公表した。
東京都心5区の空室率は2.78％（前月比0.10ポイント低下）。長期的にみると、16年6月に2.10％まで低下した緩やかな上昇基調が続いている。新築ビルでテナント誘致が進む一方、既存ビルでは二次空室が発生しており、需給バランスは一進一退といった様相。現空面積は15万841坪（同6,099坪減）となった。
1坪当たりの募集賃料は、2万6,957円（同34円上昇）と、小幅ながら2ヵ月連続の上昇。募集面積は34万128坪（同187坪減）だった。
全国6大都市の空室率は、東京23区2.9％（同0.1ポイント低下）、札幌市1.7％（同0.1ポイント低下）、仙台市6.5％（同0.1％上昇）、名古屋市3.9％（同0.2ポイント低下）、大阪市3.3％（同0.1ポイント低下）、福岡市2.1％（同増減なし）となった。
