不動産ニュース / 開発・分譲

2017/4/11

世田谷に多世代交流拠点が開業

「コミュニティプラザ」外観

 東急不動産(株)はこのほど、分譲マンションとシニア住宅の複合開発「世田谷中町プロジェクト」(東京都世田谷区)において、多世代交流拠点「コミュニティプラザ」を開業した。

 同プロジェクトは、東京都が推進する「一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅整備事業」の第1号。70年の転定期借地権付き分譲マンション「ブランズシティ世田谷中町」(総戸数252戸)と、シニア住宅「グランクレール世田谷中町」(総戸数251戸)を一体開発。併せて多世代交流拠点「コミュニティプラザ」も併設し、東京都市大学と東急不動産R&Dセンターが連携、地域に暮らす多世代の積極的な交流を促進する。地域の介護の拠点としての機能も担う。

 1階にはコミュニティサロン(7月開業)と定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所(9月開業)が入居。また1・2階に認可保育園(定員60名、4月開業)、4階に看護小規模多機能型居宅介護事業所(5月開業)が開業する。さらに「ブランズ」「グランクレール」の両居住者が利用できるカルチャールームも設ける。

 コミュニティサロンは、内部の空間設計や意匠・家具デザインを東京都市大学の学生と同社が共同で検討。開業後は学生が中心となり、地域交流プログラムの企画運営を進めていく。

 看護小規模多機能型居宅介護事業所は、地域包括ケアの拠点として、世田谷区内で初めてオープンする事業所。これまで介護施設が利用しにくかった、がん末期や医療処置の多い人でも対応し、住み慣れた自宅で最期まで安心して暮らせるようサポートする。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

規模や設備面で高齢者が生活しやすいバリアフリーな住宅(ハード)に、介護・医療などのサービス(ソフト)が付いた住まいをいう。 ハード・ソフトの基準は以下の通り。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。