不動産ニュース / 開発・分譲

2017/4/14

20haの緑に隣接。国分寺で大規模M/地所レジ

「ザ・パークハウス国分寺四季の森」完成予想図。
20haを超える日立製作所中央研究所の広大な緑地に接する環境が、
最大のセールスポイント

 三菱地所レジデンス(株)はこのほど、大規模分譲マンション「ザ・パークハウス国分寺四季の森」(東京都国分寺市、総戸数494戸)の第1期分譲(130戸)を開始した。東京建物(株)、大栄不動産(株)との共同事業。

 同物件は、JR中央線「西国分寺」駅徒歩10分、同「国分寺」駅徒歩13分に位置。約1.9haの敷地は元日立の社宅・保養施設跡地で、2015年3月、入札で取得した。東南には、約20haに2万7,000本の樹木が茂る同社の中央研究所が隣接しており、この自然を敷地内にも取り込んだ環境づくりが最大のセールスポイント。国分寺駅までは、管理組合がシャトルバスを運行する。

 同社が15年から展開している生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオネットイニシアチブ)」に基づき、植栽を半分以上を在来種にし、周辺の鳥や昆虫が好む種類の樹木を選定するなど、敷地周囲と棟間へ48種・約870本の植栽を配した。地下水への影響を最小限に抑えるため、路面から浸透した雨水が敷地外部へ流出しないよう、時間をかけて地下に浸透する排水溝や一時貯水枡を設置した。

 緑豊かで閑静な環境は子育てに適しているとし、子育てファミリー・プレファミリーをメインターゲットとした。市の条例に基づき、開発段階から敷地内に子育て支援施設の設置を決定。(株)ウィズダムアカデミーと提携し、民間学童保育施設が入居する。公営の学童施設では難しい夕食の提供を行なうことで、夜間預かりも対応する。

 建物は、鉄筋コンクリート造地上7階建ての2棟構成。住戸は、2LDK~4LDK、専有面積62~97平方メートル。東西長230mの敷地特性を生かし、75%が南向き。1期の販売価格は4,198万~7,598万円。坪単価は240万円。資料請求は2,500件、モデルルーム来場者数は600組。来場者の7割がファミリー・プレファミリー。

モデルルーム。メインターゲットを
ファミリー、プレファミリーとし、専有面積70平方メートル台中心の
ゆとりある間取りが中心

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