東京建物(株)は8日、2017年12月期第1四半期決算を発表した。
当期(17年1月1日~3月31日)は、連結営業収益435億6,700万円(前年同期比21.1%減)、営業利益63億6,900万円(同13.2%減)、経常利益40億5,600万円(同24.4%減)、当期純利益24億7,600万円(同0.5%増)。
ビル事業では、ビル賃貸においてフリーレント等が解消したことに加え、「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」(東京都千代田区)が通期稼働するなど好調に推移。営業収益220億6,600万円(同4.2%増)、営業利益74億8,600万円(同11.8%増)を計上した。
住宅事業は、分譲マンションの竣工戸数が前年同期に比べて減少。営業収益は72億100万円(同60.7%減)にとどまり、営業損失は4億7,700万円(前年同期:営業利益13億1,400万円)となった。
アセットサービス事業については、アセットソリューションにおける買取再販の売上減等により、営業収益は97億1,600万円(前年同期比17.2%減)と減収。再販物件の利益率の上昇等で、営業利益は10億4,300万円(同4.6%減)となった。
通期は、連結営業収益2,550億円、営業利益420億円、経常利益355億円、当期純利益220億円の見込み。