不動産ニュース / ハウジング

2017/5/17

オーナー邸でコミュニケーションロボの実証実験

コミュニケーションロボット「Sota」との会話イメージ

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは17日、2016年8月に(株)住環境研究所内に開設した「生涯健康脳住宅研究所」において、コミュニケーションロボットの実証実験を開始した。

 「生涯健康脳」は、東北大学加齢医学研究所の瀧 靖之教授が提唱している概念で、脳の活性化や機能維持のための重要な4つの項目「コミュニケーション」「食事(調理)」「運動」「睡眠」(同社では「話食動眠(わしょくどうみん)」と呼称)から健康な生活をより長期化させるという考え方。

 今回の実証実験は、「話食動眠」の「話」の促進により、生涯健康脳住宅を具現化するための基礎資料とすることが目的。(株)NTTデータが高齢者の発話促進、行動を促すことを目的に開発したコミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」(ヴイストン(株))を、同社のオーナー邸(自立・独居で75歳以上の高齢者)や、積水化学工業100%子会社であるセキスイオアシス(株)が運営するデイサービス施設およびサービス付き高齢者向け住宅に導入する。

 実施期間は5~10月までの6ヵ月間(うちロボット使用は3ヵ月間で以後はデータ解析などを実施)。(1)高齢者の会話促進とその増加の有無、(2)生活状況(食欲、運動(活動量)、睡眠、意欲)の改善の有無、(3)コミュニケーションロボットの受容性などを確認する。

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