不動産ニュース / 開発・分譲

2017/6/16

兵庫・猪名川町に官民一体で物流拠点開発

「プロロジス猪名川プロジェクト」完成イメージ

 プロロジスは16日、先進的物流施設の集積拠点となる産業団地「プロロジス猪名川プロジェクト」(兵庫県川辺郡)の造成工事に着工した。

 猪名川町は、町南部に位置する約44.5haの町有地を産業拠点地区と位置づけ、開発事業者としてプロロジスを選定。2017年2月に「猪名川町産業拠点地区まちづくり基本協定書」を締結した。

 今回のプロジェクトでは、延床面積約25万8,000平方メートル、マルチテナント型施設1棟、BTS(特定企業専用物流)型施設4棟を建設する計画。官民が一体となって整備する物流施設集積拠点としては国内最大規模であり、プロロジスの開発実績としても国内最大となる。同プロジェクトの完成により、1,500名程度の働き手が必要になると想定され、同町内での雇用創出と職住近接の活力あるまちづくりの実現を目指す。

 開発では環境に配慮し、事業区域の30%の緑地を保全。周辺住民や施設従業員が利用できる約4,000平方メートルの公園や、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用可能な約8,000平方メートル超の防災広場も整備し、猪名川町へ提供する。19年11月末に造成工事完了、第1棟開発に着手し、21年春~夏に第1棟を竣工する予定。

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