Tranzax(株)はこのほど、電子記録債権の活用で受注時点での資金調達を可能にした「PO(Purchase Order)ファイナンス」に関し、特許を取得した。
従来は困難だった受注時点からの債権担保融資を可能にする仕組み。POファイナンスの導入により、中小企業は早く現金を得ることができるため、運転資金が最も必要な仕掛中の資金調達が容易になる。
中小企業にとっては、大規模な受注を受けても、材料費や人件費の確保など資金繰りの問題が伴い、受注自体が困難となるケースがある。「POファイナンス」は、受注そのものが資金繰りとなり、この課題の解消にもつながるという。
電子記録債権やPOファイナンスの仕組みについては、過去の記事を参照。
