不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/6/26

過去最高益を更新/ポラス17年3月期決算

 ポラス(株)は26日、2017年3月期決算(連結)説明会を開催した。

 当期(16年3月21日~17年3月20日)は、売上高1,932億2,900万円(前年同期比(10.9%増)、営業利益132億8,700万円(同33.8%増)、経常利益138億2,200万円(同29.4%増)、当期純利益36億7,600万円(同23.7%増)となり、売上高、経常利益、純利益いずれも過去最高を達成した。

 主力の戸建て分譲住宅では「ことのは越ヶ谷」や「E-フォレスト」など、地域特性や特区事業での先導的な取り組みによるまちづくりが評価され、契約数2,219棟(同5.4%減)と、5年連続で2,000棟を超えた。

 また、注文住宅では、独自の耐震技術である「ウッドイノベーターNEXT」や、高いデザイン性などが評価され、契約数807棟(同5.1%増)となった。分譲住宅とあわせた契約棟数は3,026棟と、2年連続で3,000棟を達成した。

 さらにプレカット事業では、九州での事業を開始し、外販受注、売り上げ、構造材生産、羽柄材生産が過去最高を更新。売上高660億7,400万円を計上した。

 次期(2018年3月期)については、エリア戦略として京葉エリアでの新規出店とシェア拡大を図るほか、浦和美園駅エリアや西大宮駅エリアなどで戸建分譲とマンションの複合開発の拡大を推進する。また、プレカット佐賀工場の稼動や富士工場の増設なども計画。通期で売上高1,950億円、経常利益150億円、当期純利益38億円を見込んでいる。

 同社代表取締役の中内 晃次郎氏は、「地価の下げ止まりや人口世帯数の減少など、不透明な時代になるが、時代の流れを読んでいきたい。美しく魅力あるまちづくりやエリアシェアの拡大などを図り、地域密着を基本に事業を推進していく」と話した。

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