不動産ニュース / 開発・分譲

2017/6/30

堺で低炭素建築物認定取得の分譲M

「ザ・パークハウス オイコス 三国ヶ丘」外観イメージ

 三菱地所レジデンス(株)と(株)NIPPOは7月1日、低炭素建築物認定を取得した分譲マンション「ザ・パークハウス オイコス 三国ヶ丘」(大阪府堺市、総戸数182戸)のモデルルームをグランドオープンする。「ザ・パークハウス」での低炭素建築物認定は初となる。

 JR阪和線・東海高野線「三国ヶ丘」駅徒歩9分。鉄筋コンクリート造地上11階建て。開放的な南西・南東向きの住棟配置とし、三方道路のゆとりのある角地となる。

 同制度は、「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づくもので、省エネ法の定める省エネ基準に比べ、一次エネルギー消費量を10%以上削減し、その他低炭素化に資する措置が講じられいてる場合に認定される。

 同物件では、大阪ガス(株)の協力の下、家庭用燃料電池「エネファーム type S」を全戸に導入。家庭用燃料電池として世界最高となる発電効率52%を実現し、高い発電効率を実現する。また、24時間700Wの定格出力運転により、余剰電力の売電ができる。

 専有部では、断熱効果を高める工夫として、内断熱の施工、結露対策、複層ガラスなどを採用しており、省エネルギー対策等級「5-1断熱等性能等級4」、「5-2一次エネルギー消費量等級5」などを取得。さらに節湯型シャワー水栓、保温浴槽なども採用している。

 また、同物件では低炭素建築物の認定取得のほか、「いきもの共生事業所認証」〔集合住宅版〕も取得している。

 専有面積は67.20~96.02平方メートルで、間取りは2LDK+S~43LDK。販売価格は未定。

 販売開始は2017年8月下旬、竣工は18年7月中旬、引き渡しは同年9月中旬を予定している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。