
野村不動産(株)と(株)三越伊勢丹ホールディングスは10日、フィリピンの大手不動産会社であるFederal Land Incorporated(以下、「Federal Land」)と共同で開発するフィリピン・マニラの大型複合開発案件について、フィリピン当局に申請を行なったと発表した。野村不動産、三越伊勢丹HDの両社にとっては、フィリピンにおける初めての不動産事業となる。
3社で合弁会社を設立した上で、分譲タワーマンション4棟と、下層階での商業施設を組み合わせた開発を行なう。開発地は、マニラ首都圏にあるボニファシオ・グーローバル・シティ地区のFederal Landが開発したグランド・セントラルパーク地域。敷地面積は約1万5,000平方メートル。最も高い棟は地上51階建てで、住宅部分は地上8~51階、商業施設部分は地上3階から地下1階までとなる。総戸数は1,400戸。
今夏に不動産開発合弁会社を設立し、2018年に着工。20年に商業施設を開業25年にプロジェクト竣工の予定。

左から:野村不動産代表取締役会長の沓掛英二氏、
三越伊勢丹HD代表取締役社長執行役員の杉江俊彦氏