不動産ニュース / 開発・分譲

2017/7/10

銀行店舗ビルを高齢者向け住宅に建て替え

「ヒューリック調布」外観

 ヒューリック(株)は、「調布富士ビル」の建替事業「ヒューリック調布」(東京都調布市)の竣工を発表した。

 敷地面積約1,169平方メートル、延床面積約4,689平方メートル、鉄筋コンクリート造地上8階建て。従来は銀行店舗ビルだったが、アクティブシニアの増加に伴い駅前立地でも需要が見込まれるとして、高齢者向け住宅に建て替えた。1・2階は店舗・クリニック、3~8階は全84室の有料老人ホームとし、(株)チャーム・ケア・コーポレーション(大阪市北区、代表取締役社長:下村隆彦氏)に一括賃貸する。 

 外観は、外壁を黒色系のせっ器質大判タイル貼、バルコニー先端を白色系にすることでモノトーンデザインとし、高級感を演出。商店街である北側甲州街道側のメインファサードは、各層バルコニーのアルミルーバー手すりを軒裏天井までL字型に連続させることにより、商業地としてのまち並みに調和するシャープなデザインとした。

 環境にも配慮し、太陽光発電システムや全館LED照明等を採用。省エネルギー、省CO2に寄与する。
 また、耐震グレードは大地震時に「耐震等級2」(建築基準法上1.25倍相当)を確保、防災備蓄倉庫も設けるなど、災害時の安心・安全性にも配慮した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。