不動産ニュース / 開発・分譲

2017/7/10

柏で“アメリカの都市”イメージした分譲戸建て

「コースタル・テイスト」のまち並み。
全棟にシンボルツリーであるサバルヤシを植樹している

 ポラスグループの中央グリーン開発(株)は、現在開発を進めている大規模戸建分譲住宅「パレットコート柏たなか エヴァーシティ」(千葉県柏市、総棟数150棟)の第2期の販売を8日より開始した。

 「パレットコート柏たなか エヴァーシティ」は、つくばエクスプレス「柏たなか」駅徒歩11分に位置。土地区画整理事業が進むエリアで、(独)都市再生機構から2回の入札により取得した総面積約2万7,127平方メートルの土地を開発している。

 アメリカの優良な分譲住宅地をイメージ。20年、30年経っても開発当時の美しい景観が守られ、資産価値が維持・向上する住宅地を目指し、アメリカのリゾート地であるフロリダ、カリフォルニア、ハワイ、リッチモンド、サンタバーバラ、ブルックリンといったまちをモチーフにしている。

 まちづくりのテーマは“LAND PLAN(景観)”“SAFETY(防犯・防災)”“COMMUNITY(ふれあい)”。美しい景観を守っていくためのルールを居住者で共有するほか、柏市初となる「景観協定」を導入。また、まち全体で防犯等に取り組む仕掛けとして、防犯カメラの設置や、防災への備えとなるベンチを導入。さらにコミュニティを育む取り組みとして入居者交流会なども企画していく。

 今回発売となった第2期は、カリフォルニアをイメージした「コースタル・テイスト」(全16棟)。ラップサイディングをアクセントに海辺の情景を演出した外観デザインとした。

 内装は、木の味わいを持つインテリアを厳選し、落ち着きのある室内空間となるよう木目調のフロア材を採用したほか、フロントポーチやリビングと庭の間の憩いの空間としてアウトドアリビングを採用している。

 第2期の敷地面積は約150~168平方メートル。建物面積は約97~105平方メートル、間取りは3LDK+土間クローゼット+パントリー+WIC等。販売価格は3,480万~4,680万円。

 同社取締役事業部長の戒能隆洋氏は「つくばエクスプレス沿線で住宅を探している人をターゲットにしており、これまでに250組の反響を得ている。都心へのアクセスが良好なこと、近隣のエリアに比べると価格帯が手頃であることが評価されているようだ。今後2年をかけてじっくりと推進し、住民と共に育つまちにしていきたい」などと話した。

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土地区画整理事業

市街地を面的に整備するために、土地の区画形質の変更や公共施設の整備を行なう事業の一つで、土地区画整理法に従って実施されるものをいう。 この事業の実施によって、例えば、不整形な土地や袋地が解消され、道路や公園が整備されることとなる。

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