（株）アルデプロは2日、中国で事業を開始すると発表。
東アジアを中心とする海外の個人投資家、機関投資家の日本への不動産投資需要が旺盛なことから、中国富裕層に向けた日本の不動産販売を本格化させる。
同社とコンサルティング契約している会社幹部の個人が中国で新たに設立する法人と同社の間でVIE契約を締結し、新たな事業を開始する。VIEはvariable interest entities（変動持分事業体）の略で、契約支配型ストラクチャーとも呼ばれるもので、外国資本の進出が禁止または制限されている中国の産業分野への投資手段として、規制回避のために使用されている。同社は新設法人に出資せず、VIE契約によって支配権を取得する。
中国における日本の不動産の販売や仲介事業のほか、オークション事業を進める方針。また、中国市場からの資金調達、中国企業との提携の推進、中国におけるクラウドファンディングを用いた資金調達にも取り組む。さらに、新設法人の知名度・信用力の向上と資金調達を目的に、中国店頭登録市場での店頭登録を目指していく。
VIE契約締結予定は9月1日、事業開始は11月1日。
