近鉄不動産(株)は、リノベーション賃貸レジデンス事業第1弾となる「Refio成増」(東京都板橋区、総戸数29戸)を竣工。9日、報道陣に公開した。
同物件は、東京メトロ副都心線・有楽町線「地下鉄成増」駅徒歩5分に立地。もとは近鉄グループの単身寮であった壁式鉄筋コンクリート造、築25年の建物を昨年末に取得。1棟リノベーションした。今後も賃貸資産として保有、運営していく。
住戸は、専有面積21~25平方メートルの1R。専有部の工事はハプティック(株)が担当。全住戸を無垢フローリング敷きとし、住戸ごとにデザインや質感にこだわったリノベーションを施した。リノベーション費用は、戸当たり300万円前後。
また、1階エントランス隣接の1戸は、パーティーなどに使える入居者用コモンスペースに再生し、無料で開放。3時間単位の貸切利用も可能とした。屋上にもテラスを設置し、年数回同社主催でイベントも催し、入居者のコミュニティ形成を支援する。
賃料は7万~8万8,000円。すでに25戸が契約済みで、契約者は20歳代から30歳代の単身社会人だという。
同社は今後も、首都圏・関西圏で仕入れを強化し、ファミリー賃貸や戸別リノベも含め、積極的に事業化していく方針。