不動産ニュース / IT・情報サービス

2017/11/15

戸建賃貸ビジネス、ソフト面の充実を/ハイアス

「今後の流れに対しハードに関しては優位な
状況」などと話した柿内常務

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は15日、同社が運営する戸建賃貸ビジネスの全国ネットワーク「WILL STYLE(ウィルスタイル)」の第12回となる全国大会を開催した。

 同社と商品開発で提携する(株)安成工務店(山口県下関市)の代表取締役である安成信次氏は、開会の挨拶において、「WILL STYLEは12年前に発足したが、いまだ陳腐化していない。戸建賃貸は年々増加しており、それはこれから先、事業展開の可能性がまだまだあることを示している」などと話した。

 基調講演では、(株)ナウキャスト取締役会長・早稲田大学研究員客員教授の赤井厚雄氏による「金融の変化と不動産ビジネスの近未来」を実施。日本型金融システムの特徴と課題、投資型クラウドファンディングの意義と今後の方向性、利用が想定される事例、日本における資金提供構造の将来像などについて解説した。

 続いて、ハイアス・アンド・カンパニー(株)取締役常務執行役員の柿内和徳氏が、“WILL STYLE事業の意義”と題して、今後の戦略を発表した。国交省住宅着工統計の推移からみて戸建賃貸は今後も堅調に推移していくと予測。「ニーズがないものは生き残れない時代。“戸建て”というニーズに加えて、WILL STYLEでは数年前より2020年の省エネ基準の義務化に向け、断熱性を向上するなど、良質な住環境が提供できるよう商品の切り替えを行なってきた。今後の流れに対してハードに関しては優位な状況だと考えている」などと話した。一方、ソフトの部分での取り組みが遅れていることを指摘し、今後、ソフト面での向上を課題に挙げた。

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