
ミサワホーム(株)は12日、京王プラザホテル(東京都新宿区)で、プレス関係者を対象とした「創立50周年記念セミナー」を開いた。
セミナーでは、同社執行役員の中村 孝氏が「ミサワホームのDNA」について講演。同氏はディーラー制度の創設や南極・昭和基地への建築技術協力などを例に「『世界初』や『業界初』にこだわってやってきた」などと語った。シリーズ累計で5万棟を超える爆発的ヒットとなった企画住宅商品「ミサワホームO型」の開発者である同社顧問の里村 正氏は、その開発秘話を披露した。
続いて、同社取締役会長の竹中宣雄氏と、代表取締役社長執行役員の磯貝匡志氏が登壇。竹中氏は「今年の6月まで9年間の社長時代は、ポートフォリオの多様化に務めてきた。リーマンショックや耐震偽装問題、東日本大震災など、住宅業界が混乱する事象もあったが、ようやくその芽が少し出てきた」と述べた。
磯貝氏は、南極・昭和基地での36棟もの建設実績が評価され、月での居住に向けたプロジェクトに技術協力していることなどにも触れたほか、「今後、共働き、高齢世帯のサポートが必要になる。徒歩圏で生活が完結するまちづくりに挑戦していきたい」などと抱負を語った。
その後は、現在進めている技術研究として、南極での取り組みや蒸暑地における住宅のあり方、IoTを生かす住宅のあり方などについて、それぞれ担当者がスピーチした。
