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(株)レオパレス21は、IoT機器を装備し、セキュリティと利便性を高めた賃貸住宅の提案を加速する。
同社はこれまで、「クラウド型防犯カメラ」「スマートロック」「家電制御リモコン」「顔認証システム」「STBデバイス」などのIoT機器を個別に開発、順次導入してきた。このうち、スマートロックと家電制御リモコンについては、2017年10月以降完成・引き渡しの賃貸アパートや不動産特定共同事業商品用の賃貸マンション「LOVIE(ラヴィエ)」に標準装備。さらに、2月1日入居開始の「LOVIE銀座東」(東京都中央区、総戸数33戸)では、5つのIoT機器をすべて導入。入居者が「鍵」を持たずに生活できるようにした。
顔認証システムは、原則管理を担当する店舗での事前登録が必要で、登録後はエントランスに備え付けられたタブレットPCの前に立つと、瞬時に顔を検出・認証し、自動ドアのオートロックを開錠する。検出した画像や認証されなかった画像は保存。クラウド型防犯カメラと連動して、エントランスでのセキュリティレベルを高める。
スマートキーは、ICカードやスマートフォンに加え、一時発行のコードや6ケタの暗証番号でも開錠できるため、完全に手ぶらの状態で外出できる。家電制御は、室内だけでなく、スマートフォンを使って外出先からの操作もできる。
顔認証システムの導入コストは300万円だが、物件近隣店舗での管理とオートロック付き物件であることが導入条件となる。同社は、18年から賃貸アパートへのオートロック提案も開始しており、今後はアパートでの提案も視野に入れていく。
なお、「LOVIE銀座東」は、不動産特定共同事業商品「LOVIE第二号」として、1口100万円(最低出資額5口)で、15日から販売を開始している。募集総額14億円、運用期間は15年。
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