不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2018/1/30

不動産事業好調で増益/ヒューリック17年12月期

 ヒューリック(株)は30日、2017年12月期決算(連結)を発表した。 

 当期(17年1月1日~12月31日)は、売上高2,896億1,800万円(前年同期比34.2%増)、営業利益642億4,900万円(同20.3%増)、経常利益618億7,000万円(同20.2%増)、当期純利益424億200万円(同21.5%増)となった。

 主力の不動産事業は、建て替えについては、「ヒューリック調布」(東京都調布市)が3月に、「ヒューリック蒲田ビル」(東京都大田区)が7月に竣工。新規物件(固定資産)については、「ヒューリック南青山ビル」(東京都港区)など7物件を取得し、「Primegate飯田橋」(東京都新宿区)など2物件を売却した。不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売却も順調に推移したことなどから、営業収益は2,591億7,500万円(同41.2%増)、営業利益は692億800万円(同20.6%増)を計上した。

 次期については、営業利益720億円、経常利益685億円、当期純利益465億円を見込む。

 また、新中期経営計画(18~20年)についても発表。前中期計画(16~18年)の経常利益等を、17年で前倒し達成したことから、新たに計画を策定した。

 賃貸事業をベースにしつつ、開発事業およびバリューアッド事業のさらなる強化、アセットマネジメント事業等による安定収益を拡大していくビジネスモデルへの進化を図っていく。20年度の利益計画は、営業利益880億円、経常利益850億円、当期純利益550億円を目指す。

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不動産

不動産とは「土地及びその定着物」のことである(民法第86条第1項)。定着物とは、土地の上に定着した物であり、具体的には、建物、樹木、移動困難な庭石などである。また土砂は土地そのものである。

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