不動産ニュース / 開発・分譲

2018/4/12

日本初の超高層ビルが竣工50周年

点灯式の様子。左から、植田 俊本部長、蒼井 優さん、長谷川 章氏

 「霞が関ビルディング」(東京都千代田区)は12日、竣工50周年を迎えた。

 三井不動産(株)が1968年4月12日に竣工した日本初の超高層ビル。36階建てで高さは147m。“コンピューターの普及”や、“バブル崩壊による業務効率化”、“女性や高齢者等の新たな労働力の誕生”など、時代ごとに変化する働き方に合わせ、大規模なリニューアルを行ないながらアップグレードしてきた。
 同ビルの誕生後、「霞が関」駅の利用客数が約2倍に増加。それを受け、地下鉄千代田線「大手町」駅と「霞が関」駅間の運行が開始するなど、同エリアの発展に寄与している。

 竣工50周年を記念し、「KASUMI NIGHT TERRACE」を実施する。18時以降、同ビル一面を、地球の自転に合わせて絵柄が変化する幾何学模様でライトアップする「デジタル掛け軸」で彩り、ビル前のテラスには、飲食コーナーを設置する。期間は4月12日~5月31日。

 イベントに先駆けて、11日には点灯式を開催。同社常務執行役員ビルディング本部長の植田 俊氏、「デジタル掛け軸」のデザイン監修をしたデジタルアーティストの長谷川 章氏、同社CMキャラクターを務める女優の蒼井 優さんが出席した。
 植田氏は、「霞が関ビルディングが誕生したのは前の東京オリンピックの4年後のことで、日本は高度成長ど真ん中の青春時代だった。今では日本も成熟した大人になり、20年には再び、東京オリンピックを控えている。霞が関ビルディングも、レガシーではなくフロントランナーであり続けられるよう、今後も変化していきたい」と話した。

ライトアップされた「霞が関ビルディング」

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