不動産ニュース / 開発・分譲

2018/4/27

地所レジ、永福町に初のリノベシェアハウス

「ザ・パークレックス永福町」外観
居室はすべて家具家電付き

 三菱地所レジデンス(株)は、中古ビル再生事業「Reビル事業」の担当者が手掛けた初のリノベーションシェアハウス「ザ・パークレックス永福町」(東京都杉並区、全30室、物件名称は「フォロー永福町」)を竣工。27日、報道陣に公開した。

 同物件は、京王井の頭線「西永福」駅徒歩7分に立地。1980年築、地上2階建て、延床面積1,240平方メートルの建物は、NTT東日本の独身寮で、三菱地所レジデンスと物件を転借・運営するオペレーターの(株)オークハウスがコンペに当選して改修を進めてきた。

 Reビル事業による住宅への転用は、2016年2月運用開始の「ザ・パークレックス東陽町」(東京都江東区、総戸数10戸)に次ぐもの。今回は、ベースがトイレ・浴室・キッチン等の水回りを共用する独身寮だったことから、もっとも効率的な改修が可能なシェアハウスへの転用を選んだ。

 食堂を共用ラウンジ、厨房をシェアキッチンへそれぞれ改修。中庭にはウッドデッキを設けた。入居者同士が同じような趣味や志しを持ち、互いに交流し合うオークハウスが提唱するコンセプト型シェアハウスとしており、今回は「アート」「ものづくり」をテーマとして、木工や彫金、裁縫ができるアトリエと機材を置き、服飾家や画家、陶芸家などがキュレーターとして入居し、入居者イベントや指導を行なう。

 居室は1階12戸(1人部屋)、2階18戸(2人部屋)。居室面積は全室19平方メートル。生活に必要な家具家電付きで、月額賃料は1人部屋が9万8,000円、2人部屋が12万8,000円。1人部屋はすでに満室、2人部屋は募集開始前。申込者は20~30歳代が中心で、外国人が約半数。

 同日会見した三菱地所レジデンスReビル事業部長の鶴見弘一氏は「Reビル事業は空きビルをリノベで再生する事業として4年前スタートしたが、住宅事業拡大に向け、社宅や独身寮にも注目してきた。シェアハウス第2弾を6月に駒込でオープンする。今後も、所有・サブリース、オフィス・住宅と物件やオーナーニーズに合わせて事業提案していく。これまで約1万1,000坪の貸床を供給してきたが、20年度には2万5,000坪へ増やす」などと語った。
 また、運営するオークハウス取締役会長の山中武志氏は「当社は、20年前に創業し、6,000室のシェアハウスを運営しており、日本にシェアハウス文化を根付かせたという自負がある。近年は、“ソーシャルレジデンスアカデミア”として、一緒に暮し学び合うシェアハウスを提案している。この物件は中庭がとても印象的で、全体がアート空間のシェアハウスにしたら面白いのではと地所さんに提案した」などと語った。

アートをテーマにしたコミュニティ形成を狙っており、工房を用意し、入居者が自由に使えるようにした
服飾関連の作業ができる工房

この記事の用語

リノベーション

新築を除く住宅の増築、改装・改修、模様替え、設備の取替えや新設などの改造工事を総称してリノベーションという。リフォーム、リモデルなどとも。既存建物の耐震補強工事もリノベーションの一種である。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

ご購入はこちら

講座のご紹介

不動産コンサルティング技能試験合格コース

令和元年度 アットホームスタディ不動産コンサルティング技能試験合格コース
「総合講座」

不動産コンサルティング技能試験唯一の試験対策講座です。 定価37,800円(税込)

詳細はこちら
NEW

?~\~H?~H~J?~M?~K~U?~T??~A?~@~Z

月刊不動産流通 月刊誌 2019年8月号
日々の実務に役立つ情報満載です

ビジョンのキーワードである「不動産最適活用」に取り組む事業者への取材等を通し、今後必要となる経営戦略を探りました!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムック防災・復興ハンドブック<改訂版>

自然災害に備えて!手元に常備しておきたい一冊

価格: 500円(税込、送料無料)

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 900円(税込、送料無料)

お知らせ

2019/7/9

「記者の目」更新しました

「事故物件」の流動化に挑む」更新しました!
最近、よく耳にするようになった「事故物件」。心理的瑕疵の心配があることから取引を避ける不動産仲介会社が多く、市場に出回っても不当な安さで買い叩かれるなど、物件所有者の苦労は計り知れない。「事故」の内容が自殺や殺人事件ならともかく、自然死(孤独死)までもが同一視されるために、超高齢化社会の日本において、頭を悩ませるオーナーがますます増加することも想像できる。今回は、そうしたオーナーを救うためにつくられた事故物件専門サイト「成仏不動産」に注目。運営会社を取材した。