不動産ニュース / 開発・分譲

2018/4/27

世田谷で変形地をフル活用した戸建分譲

三栄
「メルディア下北沢」現地俯瞰図。白い建物が同物件

 (株)三栄建築設計は5月19日、分譲戸建て「メルディア下北沢」(東京都世田谷区、総戸数4戸)を発売する。

 同物件は京王井の頭線「池の上」駅徒歩5分、小田急小田原線「東北沢」駅徒歩7分に立地。若手建築家育成のために実施した「三栄建築設計住宅設計競技(コンペティション) 北沢計画」における外部建築家の最優秀作品(1戸)と、グループ内コンペでの最優秀作品(3戸)を建築、販売する。5月に発売する3戸は、グループ内コンペで最優秀賞を受章したアンズ・デザイン・ワークス(株)のシニアデザイナー・保坂裕信氏が設計した。

 今回発売する3区画は、広い変形地を敷地面積100.01~115.99平方メートルに分割し、延床面積93.15~94.73平方メートルの在来木造2階建て+屋上の住宅を建築した。一般的な分譲地とは異なり、1棟ごとに設計するのではなく、3棟を同時並行して設計。敷地全体を俯瞰した際の建物の縦横ラインを整理することで、全体的な統一感を醸成し「3棟でも1棟に見えるような敷地計画を目指した」(保坂氏)という。

 また、「無駄な空間をつくらない」とのコンセプトのもと、一般的な分譲地であれば室外機置場などを置く、棟と棟の間の空間にもグラウンドカバーとなる草を敷き詰め、ポイントごとにシンボルツリーを植える。「これまで『ウラ』だった家同士の間にあるスペースも、豊かな空間として扱っています」(保坂氏)として、居室窓先のわずかな空間でも緑が楽しめるようにした。植栽も、常緑樹と落葉樹をバランスよく配置することで、季節を感じられるよう配慮している。

 建物は、全体的にホワイトを基調とし、各部屋で異なる色のフローリングや、一部アクセントとした現し天井など、建物形状の複雑さとは対照的なシンプルなデザインとしている。手すりや玄関ドアなど、一部の建材は特注した。「収納を随所につくるなど、デザインと機能性を両立させた」(同氏)。

 販売価格は未定。5月上旬よりユーザー向け内覧会を実施する予定で、4月26日時点ですでに問い合わせ100件、内覧会申し込み10件が入っている。

 なお、残りの1棟はコンペ最優秀作品である外部建築家の設計した住宅。現在建築中で9月に発売する予定。

窓先
棟間のわずかな空間でも植栽をつくり込み、住人の目を楽しませる
リビング
リビングは採光や通風を考慮してすべて2階に。フローリングの色を変えて空間のアクセントにした

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