不動産ニュース / ハウジング

2018/5/22

高価格帯ブランドで2棟目モデル/アキュラH

「AQレジデンス」モデルハウス外観
樹木をあしらったガーデンテラスを設置したリビング

 (株)アキュラホームは19日、グループ創業40周年事業として、建築家・芦原太郎氏とコラボレーションした高価格帯ブランド「AQレジデンス」のモデルハウスと、建築家・原田真宏氏、原田麻魚氏(MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)とコラボした「キラクノイエ」モデルハウスをオープンした。

 「AQレジデンス」モデルハウスは、馬込ハウジングギャラリー(東京都大田区)内に設置。“自然や木のぬくもりを身近に感じられる住宅”をコンセプトに、「マッシブホルツ」によるフラットスラブを採用し、大空間を実現したのが特長。「マッシブホルツ」はドイツ語で「木の塊」を意味し、角材などを密に繋げてパネル状の塊を構成し、スラブや構造壁として利用する。汎用性の高さから特にヨーロッパで普及しており、高い耐久性や耐火性から高層建築にも採用されている。

 同モデルハウスは、木造軸組み工法3階建て。間取り4LDK。延床面積281.48平方メートル。建築費は約1億6,000万円。
 各梁部材の寸法に変化を持たせ、天井面の木の存在感を強調。2階床に水平構面をつくることにより、1階に開放的なピロティと多目的室によるマルチスペースを設けた。
 2階寝室および3階リビングには、都市型住宅での自然との共生をイメージした樹木をあしらったガーデンテラスを設置。3階は、外の光を木漏れ日のように適度に取り込みながら、外から中を見えにくくする効果を併せ持つ芦原太郎建築事務所オリジナルの金属フェンス(アースキンパネル)を用い、室内にいながらでも外の自然を感じられる空間を創出した。

 「AQレジデンス」展示場としては2015年の瀬田展示場に続く2番目モデル。同ブランドは15年よりスタートし、17年度の受注実績は22棟。17年に東京都港区に「AQレジデンス」青山オフィスを新設しており、同モデルハウスと合わせ、今年度受注目標は48棟とした。

 また、「キラクノイエ」モデルハウスは、ハウジングメッセ港北インター住宅公園(横浜市都筑区)内に設置。木造平屋建て。延床面積120.06平方メートル。
 「多様な暮らしの器となる居住空間」をテーマに、店舗や趣味用のアトリエ、週末別荘などに利用できるデザインを採用した。
 CLT(直交集成板)を活用し、小屋裏にロフトを設置。設計に拡張性を持たせ、暮らしの変化に合わせた増築や分割などにも対応する。

「キラクノイエ」モデルハウス外観

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