大和ハウス工業(株)と大成建設(株)は30日、ベトナムにおいて、両社初の賃貸住宅事業とホテル事業となるサービスアパートメント「ロイジェント パークス ハノイ」(ハノイ市、総戸数256戸)を開業する。
両社は、合弁会社「DTデベロップメントベトナム 」を設立し、複合開発プロジェクト「(仮称)ビナタタワーズプロジェクト」を進めており、同物件はその第1弾。鉄筋コンクリート造地上24階地下2階建て、敷地面積3,254平方メートル、延床面積2万4,91平方メートル。ノイバイ国際空港より約28km、車で約30分に立地。ハノイ中心部から約8kmにあり、日本食レストランや大型スーパーなどの商業施設のほか、各国の大使館や日本人学校を含む複数の外国人学校があるコウザイ地区に位置する。
各戸には、家具・家電など日系メーカーの設備を揃え、コンセントの位置や洗面台の高さ、収納の使い勝手に配慮するほか、運営は大和ハウスグループが行ない、日系企業による設計・施工・運営の居住空間を提供する。
共用施設は、窓から日本庭園が望める老舗旅館風の大浴場、パーティルーム、サウナ、ジム、プール、バーベキューコーナーを設置。日本語・英語・ベトナム語に対応可能なコンシェルジュが、インフォメーションサービスをはじめ、ハウスキーピング、宅配物などの手配、ドライクリーニングなどの取り次ぎや紹介サービス等を行なう。
間取りはワンルーム、1~2ベッドルーム。単身者向けの「スタンダードタイプ(28.4~55.6平方メートル、140戸)」、ファミリー向けの「エグゼクティブタイプ(65.9~88.4平方メートル、40戸)」、高層階の「プレミアムタイプ」(65.9~116.3平方メートル、20戸)」を用意。1泊からの短期利用ができるホテル仕様「ショートステイタイプ(28.4平方メートル・36.4平方メートル、56戸)も用意する。家賃は約14万5,000~約54万5,000円(1泊約7,000円~)。