不動産ニュース / 開発・分譲

2018/7/4

住友不、梅田曽根崎で56階建て複合タワー

外観完成予想図

 住友不動産(株)は4日、大規模複合開発「(仮称)梅田曽根崎計画」(大阪市北区)を着工した。

 開発地は、約6,800平方メートル。大阪中心部の梅田エリアに立地する小学校跡地で、同社が2014年に取得した。JR「大阪」駅をはじめ、大阪メトロ御堂筋線、阪神電鉄、阪急電鉄の各「梅田」駅に地下街を介して5分圏内でアクセスできるほか、繁華性の高い「お初天神商店街」にも隣接する。

 建物は、地上56階地下1階建て、高さ191m、延床面積約10万7,500平方メートルを計画。低層部は、従前の小学校の面影を感じさせるデザインとする。防災備蓄倉庫や緊急用貯水槽などを設置するほか、非常用発電機による72時間の電源確保など、周辺地域も含めた防災性向上を図る。

 商店街沿いの1階部分には商業施設「リンクモール」と交流広場「リンクプラザ」を開設し、コミュニティ機能とする。商業施設面積は約1,000平方メートル。2階には文化交流施設も設けるほか、大阪市管理施設の「収容避難所施設コミュニティセンター」が整備される。また、リンクモール前の3m余の細い路地空間は10mまで拡幅する。

 4~8階はホテル(202室)、9~56階をマンション(836戸)とする。ホテルは同社が保有し、グループ会社の住友不動産ヴィラフォンティーヌ(株)が関西圏4棟目のホテルとして運営する。

 竣工は、22年3月予定。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。