不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/8/23

不動産投資オーナー、仮想通貨を長い目で判断

 (株)クレアスライフは21日、仮想通貨に関するアンケート調査結果を発表した。不動産投資オーナー、非不動産投資オーナー588名を対象に、6月30日~8月6日にアンケートを実施。仮想通貨より参入ハードルが高い不動産投資を行なうオーナーと非不動産投資オーナーで仮想通貨に対する考え方はどのように違うのかを検証した。

 「仮想通貨への投資は成功しているか」との設問では、不動産投資オーナーは、約半数の53.3%が「どちらでもない」と回答。非不動産投資オーナーは、約半数の50.0%が「成功していると思う」だった。不動産投資オーナーは、投資の成功・失敗に対して長い目でみる傾向が高いのに対し、非不動産投資オーナーは、「成功していると思う」「失敗していると思う」と回答した人が合わせて約90%と、成功か失敗という判断を下していることが分かった。

 仮想通貨への投資開始時期では、不動産投資オーナーの79.5%が、仮想通貨が最も話題となった2017年から18年に始めたのに対し、非不動産投資オーナーの83.3%が、16~17年にかけて始めていた。不動産投資オーナーは、話題となった場合でも、その動向を見極めて結論を出す傾向にあり、非不動産投資オーナーは、投資に関しては流行に敏感で、新しいものにはいち早くチャレンジする傾向にあった。

 また、不動産投資オーナーが仮想通貨に取り組んだ理由の多くは、「話題になったから」であるのに対し、非不動産投資オーナーは「儲かりそう」という理由が見受けられた。

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仮想通貨

電子的な取引において不特定の人が決済に用いる価値表現であって、国家等の公権力組織による価値の保証がないものをいう。一方、公権力組織によって価値が保証されている通貨を「法定通貨」という。

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