不動産ニュース / 開発・分譲

2018/9/3

大京、「高層ZEH-M実証事業」に10事業

 (株)大京は3日、経済産業省の「平成30年度高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」として、大京グループ(大京と(株)穴吹工務店)から10事業が採択されたと発表した。

 経済産業省の実証事業は、集合住宅のZEH化を推進するための設計ガイドラインを策定する目的で、設計仕様やエネルギー性能に関する情報を提供する事業者に対し、ZEH化にかかる費用の一部を補助するもの。集合住宅におけるZEHの定義のうち、省エネ設備により一次エネルギー消費量を20%削減する、地上6階建て以上のマンション(ZEH-M oriented)基準を達成することが採択条件となっている。

 大京グループは、全15事業の採択物件のうち10事業を占めた。所在地は北海道札幌市、福島県会津若松市、千葉県船橋市、神奈川県横浜市、山梨県甲府市、広島県広島市(2物件)、同県呉市、島根県松江市、沖縄県宜野湾市。

 なお同社は、経済産業省の定める「Nearly ZEH-M(ニアリーゼッチマンション)」(省エネルギーと創エネルギーにより1次エネルギー消費量を75%以上削減することなどが条件)である「ライオンズ芦屋グランフォート」(兵庫県芦屋市、総戸数79戸)を、7月に分譲している。

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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