不動産ニュース / 開発・分譲

2018/10/15

飛騨で水力発電所を本格始動/大和ハウス他

 大和ハウス工業(株)、シグマパワーホールディングス合同会社、坂本土木(株)は11日、岐阜県飛騨市で工事を進めてきた「菅沼水力発電所」の営業運転を開始した。

 発電事業者は、3社が2014年12月に立ち上げたDTS飛騨水力発電(株)。同社が土地所有者より発電所の用地を賃借し、その山林内に建設。17年10月に「菅沼第一水力発電所(発電出力970kW)」を、18年10月11日に「菅沼第二水力発電所(発電出力999.5kW)」を竣工し、同日より本格始動した。総事業費は約29億円。

 発電した電力は、大和ハウス工業が再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し、17年11月より20年間、全電力を買い取る。電力小売事業の電力として、法人企業に販売する。予定発電量は、年間約1万2,060MWh。家庭の1世帯当たりの全消費電力量を年間で4,432kWhとした場合、約2,700世帯の電力量に相当する。
 また、2基の発電所が削減する温室効果ガスは、1年間で約7,000t-CO2、杉林のCO2吸収量に換算すると、約560ha分。

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FIT制度(固定価格買取制度)

電気事業者に対して、再生可能エネルギー電気を固定された価格(固定買取価格)で、一定期間、全量を買い取ることを義務付ける制度をいう。FITは、Feed-in Tariffの略語である。

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